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シノさんの日記

2000年に悪性リンパ腫を発症し、2008年骨髄移植を行い、治療を続けているシノさんの近況ブログです。

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富士見通勤

事務局Mです。

 今朝も通勤途中、富士山がキレイに見えました。毎年冬・寒い晴れの日、通勤の京浜東北線・大宮方面行き電車で赤羽−川口間の鉄橋にさしかかると、裾野からクッキリ雪を抱いた富士山が見えます。いつも富士山が見える側に座り、仕事前にゆったりと幸せな気分を味わいます。

 こんなに富士山が好きなのって私だけ?
 いつか一人で関西に行くので、みどりの窓口で指定席購入した時、駅員さんが「じゃあ、富士山が見える右側・窓際にしましょうね。」って言ってくれて、私も「はい、お願いします!」っていう、ほのぼのした会話がありました。今では指定席もネットで購入してしまうので、そういうコミュニケーションがなく、少し寂しい気もします。

 でも、そんなに好きなのに、実は富士山に一度も登った事がありません・・。見てる分には美しい山ですが、いざ登るとなると、かなりの準備と根性が必要かと・・。日本人に生まれたからには、一度は登ってみたい!そして美しい御来光を拝みたい!

 シノさんの治療は富士山で言うと、何合目だろう?
 「たぶんもう8合目くらいで、あとはもう少しで頂上なんだけど、頂上までが一番つらい。」っていう感じかと想像します・・。登りきったら美しい御来光がきっと待ってます。
 頑張れ!シノさん!


 (おまけ) 昨夏同僚が登頂した際のご来光の写真です。

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浦和レッズが好きです!

事務局Mです。

 シノさんはじめ、浦和レッズを心の支えにしてる人を、私はたくさん知ってます。
 たまに一緒に観戦するT君は、辛い仕事や過労で疲れていても「レッズの応援で元気になれる」と言って、千葉・浦安からスタジアムに駆けつけます。
 私もJリーグ開幕時から、職場が浦和だった事もあり、レッズを応援して来ました。開幕から数年は、勝ち試合を見るのが珍しいくらい弱くって、友人からは「何でレッズ? 東京在住なのにヴェルディじゃあないの?」とか言われたり・・。みんな肩身が狭かった。。
 最初ビックリしたのが、今では世界でも認知されたアノ凄いサポーターの応援でした。勝っても負けても力の限りの応援。絶妙に的確なブーイング(笑)。
 その全てが新鮮で魅力的でした。なので、まずサポーターが好きになり、その後、試合をたくさん見ていくうちに、一生懸命だけど、イマイチ結果を出せない子供を心配するかのように、レッズ選手を応援してました。
 ここ数年、数々のタイトルを取り、やっとビッククラブになりました。夢のようです・・。
 でも私にとっては、いつまでも心配な奴らです。ちょっと目を離すと転んでしまいそうで・・。
 これからも、勝手にずーっと見守って行きます。

 本当にレッズを心の糧にしてる人がたくさんいます。選手はプレッシャーかもしれないけど、今後も皆の気持ちを受け止めて、サッカーを楽しんで、私たちに元気を与えてほしいです

  

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ドナー登録体験談 その3

事務局Bです。

 前回はドナーカードをもらうまでを紹介しました。
数日後、自宅の方に『中央骨髄ドナーセンター』から「私の情報を骨髄ドナーセンターに登録しました」との通知書が届きます。これで登録はすべて完了となります。



 中央骨髄ドナーセンターはネット上でも情報を得ることができます。
 http://www.bmdc.jrc.or.jp/



 ここでは、ドナー登録者の統計情報があり、リアルタイムで「ドナー提供者」と「患者」の登録数を確認できます。



 この中でドナー登録者の推移を見ますと、2006年までは年々増加してきましたが、昨年は増加率が減少となり、今後の動向が気になるところです。但し、ドナー登録総数は着実に増えていることもあり、悲観するような状況ではありませんが、より多くの方が登録することにより、待っている患者さんとの適合率が上がることを知っていただきたいと思います。

 その他にもいろんなデータが閲覧できますので、皆さんも一度見てみてください。

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「ドナー休暇」大賛成!

事務局Mです。

 ドナー登録呼びかけの活動をしている、あいおい保険ファイナンス社長の跡部浩一さんの記事を紹介します。(2月16日読売新聞夕刊に掲載)
 白血病を克服した跡部さん(61)は、講演活動を通じ骨髄バンクへの登録を呼びかけている。闘病中に歌手の本田美奈子さんと知り合ったのがきっかけだ。
 無菌室に入り、抗がん剤治療を受け順調に回復し、病院の廊下を歩いてる時、同じ病気の本田さんと出会った。「命って素晴らしい」と話す前向きな本田さんと意気投合。コンサートの合間に命の大切さを訴えるトークショーをしようと約束した。
 だが、本田さんは05年11月に容態が急変し、亡くなった。
 跡部さんは「私が生き残ったのは約束を果たすため」と06年秋から企業や大学で講演を始めた。登録者が骨髄を提供しやすい「ドナー休暇」を設けるよう企業に呼びかけている。

 以上が記事の抜粋です。
 ドナー登録時の心配事のひとつが、移植時に数日間会社を休む事です。ドナーにも生活があり、休んだ分減収となると躊躇してしまいます。やはり企業もドナー登録した社員が、移植の際に減給されない「ドナー休暇」制度を設けてほしい。
 跡部さんの活動が広がり、社会全体で、育児休暇と同じくらい「ドナー休暇」がポピュラーな ものになることを、切に願うばかりです。

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シノさんとわたし

事務局Mです。

 シノさんは会社の同僚であり、レッズサポ同志です。
 でも、親しくなったのは、ここ2・3年とシノサポとしては新参者です。
 もっと前から知っていたんですが、会社でのフロアが違い、どうもシノさんも姉御肌で、キャラかぶりそうなので敬遠してました(笑)

 社内の異動で席が近くなり、彼女を知ってみたらビックリ!
 キャラかぶるどころか、私なんかより全然人間が大きい・大きい人でした。。
 社内では老若男女のよろず相談受け付けるし、車イスなのに美味しいもの求めて色々な所へ行くし、レッズのアウエイの試合もほとんど行くし・・。

 シノさんは本当に人の事に親身です。私の母が寝たきりで、ちょっと仕事と介護の両立で泣き言を言ってしまったら、自分も病気なのにケアマネージャーさん紹介してくれたり、その後、母の具合いが良くなり自分でご飯食べられた。と伝えたら、会った事ない母の為に泣いてくれました・・。

 私はシノさんに、いっぱい・いっぱい教えられました。助けられました。
 誰でも限りある命。その日一日を精一杯生きよう!と思うようになりました。
 シノさんの病気が治ったら、ゆっくりですが徐々に恩返ししていきたいと思います。

 今は移植も決まり、再入院したところです。プライバシー保護の為、日程を知る事は出来ませんが、シノサポの一員として、みなさんと一緒に応援したいと思います。

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