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シノさんの日記

2000年に悪性リンパ腫を発症し、2008年骨髄移植を行い、治療を続けているシノさんの近況ブログです。

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ドナー登録体験談 その3

事務局Bです。

 前回はドナーカードをもらうまでを紹介しました。
数日後、自宅の方に『中央骨髄ドナーセンター』から「私の情報を骨髄ドナーセンターに登録しました」との通知書が届きます。これで登録はすべて完了となります。



 中央骨髄ドナーセンターはネット上でも情報を得ることができます。
 http://www.bmdc.jrc.or.jp/



 ここでは、ドナー登録者の統計情報があり、リアルタイムで「ドナー提供者」と「患者」の登録数を確認できます。



 この中でドナー登録者の推移を見ますと、2006年までは年々増加してきましたが、昨年は増加率が減少となり、今後の動向が気になるところです。但し、ドナー登録総数は着実に増えていることもあり、悲観するような状況ではありませんが、より多くの方が登録することにより、待っている患者さんとの適合率が上がることを知っていただきたいと思います。

 その他にもいろんなデータが閲覧できますので、皆さんも一度見てみてください。

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「ドナー休暇」大賛成!

事務局Mです。

 ドナー登録呼びかけの活動をしている、あいおい保険ファイナンス社長の跡部浩一さんの記事を紹介します。(2月16日読売新聞夕刊に掲載)
 白血病を克服した跡部さん(61)は、講演活動を通じ骨髄バンクへの登録を呼びかけている。闘病中に歌手の本田美奈子さんと知り合ったのがきっかけだ。
 無菌室に入り、抗がん剤治療を受け順調に回復し、病院の廊下を歩いてる時、同じ病気の本田さんと出会った。「命って素晴らしい」と話す前向きな本田さんと意気投合。コンサートの合間に命の大切さを訴えるトークショーをしようと約束した。
 だが、本田さんは05年11月に容態が急変し、亡くなった。
 跡部さんは「私が生き残ったのは約束を果たすため」と06年秋から企業や大学で講演を始めた。登録者が骨髄を提供しやすい「ドナー休暇」を設けるよう企業に呼びかけている。

 以上が記事の抜粋です。
 ドナー登録時の心配事のひとつが、移植時に数日間会社を休む事です。ドナーにも生活があり、休んだ分減収となると躊躇してしまいます。やはり企業もドナー登録した社員が、移植の際に減給されない「ドナー休暇」制度を設けてほしい。
 跡部さんの活動が広がり、社会全体で、育児休暇と同じくらい「ドナー休暇」がポピュラーな ものになることを、切に願うばかりです。

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シノさんとわたし

事務局Mです。

 シノさんは会社の同僚であり、レッズサポ同志です。
 でも、親しくなったのは、ここ2・3年とシノサポとしては新参者です。
 もっと前から知っていたんですが、会社でのフロアが違い、どうもシノさんも姉御肌で、キャラかぶりそうなので敬遠してました(笑)

 社内の異動で席が近くなり、彼女を知ってみたらビックリ!
 キャラかぶるどころか、私なんかより全然人間が大きい・大きい人でした。。
 社内では老若男女のよろず相談受け付けるし、車イスなのに美味しいもの求めて色々な所へ行くし、レッズのアウエイの試合もほとんど行くし・・。

 シノさんは本当に人の事に親身です。私の母が寝たきりで、ちょっと仕事と介護の両立で泣き言を言ってしまったら、自分も病気なのにケアマネージャーさん紹介してくれたり、その後、母の具合いが良くなり自分でご飯食べられた。と伝えたら、会った事ない母の為に泣いてくれました・・。

 私はシノさんに、いっぱい・いっぱい教えられました。助けられました。
 誰でも限りある命。その日一日を精一杯生きよう!と思うようになりました。
 シノさんの病気が治ったら、ゆっくりですが徐々に恩返ししていきたいと思います。

 今は移植も決まり、再入院したところです。プライバシー保護の為、日程を知る事は出来ませんが、シノサポの一員として、みなさんと一緒に応援したいと思います。

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ドナー登録体験談 その2

事務局Bです。

 骨髄ドナー登録体験談の2回目は、ドナーカードの発行までを紹介したいと思います。

(1)献血センターへ
 記入した登録申し込み書を持って、全国の指定された保健所又は、献血センターに行くことになります。私は大宮駅にあります献血センターへ行ってきました。



 かなり以前に何度か献血をしたことがあったのですが、その時は献血バスで行ったので、献血センターの中を訪れたのは生まれて初めてでした。とても明るい雰囲気で、一番ビックリしたのが、献血するためのシートがとっても気持ち良さそうなリクライニングシートだったことです。

(2)受付
 受付でドナー登録にきた旨を伝え、あらかじめ記入してきた登録申し込み書を提出して少し待つと、ドナーカードを渡されました。「これがドナーカードかぁ」と思いながら、これでドナー提供者の資格が与えられたという実感がわいてきました。そしてしばらくして、名前が呼ばれました。「○○さんですね。ではこれから採血します。」とスタッフからの説明がありました。

   


(3)採血
 採血のため、献血ルームに入ります。残念ながら献血ではないので、リクライニングシートには乗らず、普通の椅子に座り、白血球の型を検査するために私の苦手な注射で血を2ml採られました。ベテランのスタッフの方のようで全然痛くなく、あっという間に終了しました。



(4)血圧測定
 無事採血が終了すると、血圧を測るために、小さなブースへ行くように指示されました。その中にはスタッフおり、測定を行いました。



(5)終了
 最後に飲み物を自由に飲める自動販売機(常に各ボタンのところが点灯している)でお茶を選択して、ホッと一息ついて、すべてが終了となりました。

 こんなに簡単に済んでしまうとは・・・というのが最後の感想でした。但し今後、ドナー候補者として実際に提供する時は、更に詳しい検査(健康診断等)をする必要があり、もっと手間がかかることは理解しておく必要があります。これから登録をして見ようと思う方に参考になれば良いと思っています。
 現在、ドナーが現れるのを待っている方が約2000人程いらっしゃるそうです。ぜひご協力をお願いします。

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TVのちから

事務局Mです。

 最近、改めてTVの影響力ってすごい!と思う事が多々あります。
 だいぶ前ですが、元プロサッカー選手・井原正巳さんのTV・CM出演での呼びかけにより、骨髄バンクの登録者数が急激に伸びたそうです。

 去年大晦日のNHK紅白歌合戦で歌われた秋川雅史さんの「千の風になって」と、団塊の世代代表・すぎもとまさとさんの「吾亦紅」(※レッズの寮の名前と同じだったのですぐワレモコウと読めた私です)の2曲が、発売からだいぶ経ってるにもかかわらず、年明けのオリコンチャートでベスト10に入りました。  「千の風になって」にいたっては、昨年1年間で一番売れたCDなのに、再度紅白で歌われたら、またチャートに返り咲き。確かに楽曲の素晴らしさはありますが、紅白に出てなかったら、こんなには売れなかったのではないでしょうか?

 今回の「シノさんを支援する会」も、浦和レッズ・岡野選手の呼びかけで、たくさんの方から、ドナー登録・募金・応援メッセージを頂きました。先日も新聞で、WHO等が参加する「ストップ結核パートナーシップ」大使に、サッカー・ポルトガル代表ルイス・フィーゴ氏が就任し、結核予防の重要性を世界に発信する。という記事が出てました。

 やはり、好きなタレントやスポーツ選手の言葉はファンにとっては特別なものです。好きな人の呼びかけにより、その内容に興味を示してくれたり、協力してみようかな。って思ってもらえたら、ステキな事ですよね。

 岡野選手はじめ、個人的にボランティア活動されてる著名人の方が沢山います。頭が下がります。厚生労働省ほか各省庁も、もっとメディアを活用した方法で、重要なお願い事を国民に呼びかけてほしい。確かにTVによる悪影響も少なくない事も事実です。ですが、良い事に役立つのであれば、もっと活用すべきかと思います。

 イチローや松坂が、「みんなにお願いがあるんだ!」ってTVで言ってくれたら、きっと助かる人が増えると、私は信じます。

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