昨日の続きです。
抗がん剤でがんを叩き
血液も作れないようにして
最後は放射線を全身照射します。
そして当日。
新鮮な骨髄液は先生自らの手で運ばれてきます。
当然、病院も場所も患者の私達には知らされません。
大きなパックに入って
看護師の手から点滴台に掛けられ
「さぁ、始めますよ。」って・・・
骨髄液を見た時は泣けました。
どこに向かって言えばいいのかわかりませんが
「ありがとうございます」
と言いながら泣けました。
点滴で患者の身体の中に入っていきます。
胸から入っている点滴の管を通って
身体の中に入るのですが
その瞬間はわかります。ツツーって冷たい感覚があります。
15分おきに熱を測り、脈をみて、血圧をみて、
これで4時間ほど。
終了です。
手術とは違うので
家族もガラス越しに病室を見れますから
ずーっと見守る事も可能です。
ドナーさんに比べたら
点滴で済むのですから
申し訳ないほど楽に終わります。
最も戦いはその後じっくりと、なのですがね。
でも、それは新しい命があっての事。
あの骨髄液をもらえなかったら
私達患者の命は先が見えていたわけですから
その後の戦いは受けて立ちましょう!
の心構えがなければなりません。
そしてこの大きな喜びは
「30万人からの奇跡」ではなく
平等に分けられる日がいつか来なくてはいけないと思います。
骨髄バンクに関わっている全ての方にありがとう
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