2000年に悪性リンパ腫を発症し、2008年骨髄移植を行い、治療を続けているシノさんの近況ブログです。
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火曜日の夕方・・・見知らぬ携帯から我が家に電話
とても丁寧な応対でした。
「篠崎 亨さんのお宅ですか?お母様でいらっしゃいますか?」
もう気構えた私です。
とうとうウチにも来たか!で、何?どんな作戦?
興味津々の私でした。
が・・・どうも内容が?
ウチの息子が倒れたからと言ってどう請求してくるのかな?
なんて考えていたら
どうも本当の救急隊員からの電話らしい。倒れて意識不明だと。。。
救急車の中で意識回復して
自宅の住所も電話も間違いないようですので大丈夫かと思いますが
病院へ搬送しますのでそちらに来てください。
なんて言われてびっくりでした。
結局2時間ほどで帰宅できましたが
原因は不明。
とりあえず打ち所悪くなくて良かったです。
ボクサーのような顔になりましたが・・・
人間何があるか本当にわかりませんね。
今までなかった事ですし、虚弱なわけでもないし。
ただ、小さい頃から気をつけていた事。
というか、息子だけではなく家族皆ですが
出かける時は必ず笑顔で
「行ってらっしゃい、気をつけてね」と言って顔を見る。
どんな状態でも必ず笑顔でね。
外へ出たら何があるかわからないから
朝、喧嘩したまま出て行ったなぁとか
忙しかったから顔も見ないで「行ってらっしゃい」しちゃったなぁ
なんていうのはとってもイヤで。
そんなことして何かあったら後悔するだろうって・・・
だけど、この日は私が留守の間に出かけていて
メールで 「出かける」とだけ
顔を見てない。
もう顔を見るまでは心臓がドキドキでした。
顔を見た時は安心したけど
お互いに目と目で合図しただけで
私も全然平気な顔をしていた・・・はず。
おかしな話ですが
私は入院する時ある程度の覚悟はしていました。
だから家族とも色々な話ができたけど
日常元気でいると忘れがちな大事な事ってありますよね。
病気をしてわかるそんなこんな・・・
皮肉と言えば皮肉です。
でも、それを良かった事と考えればね。
今回の事件は私が25年間やり続けてきた
笑顔で「行ってらっしゃい!気をつけてね!」
これを忘れてはいけないという裏付けにもなったなぁ~
あっ、息子はもう元気です。
全く普通で・・・
まだ心のショックは残っているようですが。
20分ほど意識がなかった事実
原因不明という謎
救急車に乗った体験
また倒れるかも知れないという恐怖もあるでしょう。
普通に生活していれば忘れていくのでしようが
人間何があるかわからないという事が
息子にとって
母親の発病と自分の体験で
良い方向に考えてくれたらなぁと思います。