シノさんの日記

友人だった
ある日から同志になった

同志になってからの方が短く…先に逝ってしまった。

１週間ほど前から医師より
余命宣告は聞いていたものの
やはり納得できるものではない。

薬もないと言われてから
何回も治験を受けた。
薬がある限り治療をしようという
生きる事への希望。

その裏で
「治療と言っても人体実験だからね」
と投げやりな言葉。
日本人で第1号という名目までついた治験治療
「がん」が撲滅する日は来るのかなぁ？
同志はその為にも戦った。

繰り返す
この悲しみと
がんへの憎しみ
このエネルギーを私の生きる糧にしなければ
いけないのかな？

それは重すぎる。

私の頭の上の空には
たくさんの同志がいる
見ていてくれてるとも思う

でも、あまり頑張れない。
今日みたいに悲しい日は
特にそう思う…
「がん」が憎いです

[3回]