長いトンネルの中にいたような気がします。
が、ブログを見たら9日しか経っていない・・・
なんて弱い私なんだろうと思いました。
いわゆるGVと戦う日々。
GVはGVHDの事で日本語では「移植片対宿主病」と
小難しい名前がついています。
読んで字の如くと言いますが
読んでも良くわかりません。
ドナーの骨髄液中にある免疫担当の細胞さんが
患者の臓器を攻撃するために起こる反応です。
移植後100日以前に起こるものを急性GVHDといい、
主に皮膚症状、下痢、肝臓の症状として現われます。
移植後100日以後に起こるものは慢性GVHDといいます。
急性GVは当然体験しました。
苦しかった記憶はまだ生々しく。。。
そのGVのコントールもあり免疫抑制剤を飲んでいたのですが
私のように骨髄液の状態が不安定になり
患者の骨髄液が増えるような状態になったら
とりあえず出来る処置は免疫抑制剤を急激に止める事です。
これによってドナーの骨髄が私の臓器を猛攻撃、
上手くいけばドナーの骨髄が増えます。
筋書き通り猛攻撃
白血球も順調に増えました。
はっきりとわかるGVも出ました。
全身に皮疹、ドライアイ、肝臓機能の低下、口内炎、唾液が出ない・・・
皮疹はそれこそ手の平、足の裏まで。
乾くと痛みが伴う厄介者です。
ドライアイって目が乾く、眩しい、等の知識しかありませんでしたが
私の場合はず~っと目やにが出ている症状です。
パソコンやテレビを見るのはきつい状態ですね。
肝臓機能の低下、これは自覚症状は良くわかりませんが全身だるいそうです。黄疸は少しだけ出ました。いくらでも寝ていられたのは多分だるかったのだろうと思われます。
口内炎、唾液が出ない。最悪ですね。食べることもできませんし、話すのも大変です。
唾液は重要な役割があります。口の中の細菌を殺してくれたりもします。
ですから口内炎になりやすく虫歯にもなりやすい。
まだ食べられない状態ですが、栄養点滴を受けなくても済むように少しでも食べるよう日々努力!
これだけの事で苦しんでいたわけで
しかもたった9日間で。
ちょっと不甲斐ないかなとも思います。
命を貰うって事は本当に大変なことなんです。
こんな事で弱音を吐いていたら
せっかく貰った命が台無しです。
それなりの代償があって当たり前ですよね。
でも、本音・・・こんなに苦しいなら命いらない
って思う時が一瞬でもあった
申し訳ないけどそれは事実。
大事な大事な命なのに「もう、いい!」って
思う一瞬があった
ドナーさんに申し訳ないと反省。
そして愛しい人に会った時
「痛いよ~」「辛いよ~」
って泣きながら1時間も訴えた。
全部受け止めてくれた
やっと自分に戻れた気がして
どんな状況でも生きていく決心ができて
ブログを書く気持ちにもなれました。
目はかすんで良く見えないけど
一生懸命書いています。
命をありがとう
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